R9150 DURA-ACE Di2②


一番試してみたかった機能がシンクロナイズドシフト。

これはマウンテンバイクでの解説ですが、アウター×ローやインナー×トップ付近の効率が悪いギヤを避け、リアの変速操作を行うと必要に応じてフロントを自動で変速してくれます。

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ロードの場合の効率は見つけられなかったのですが、MTBの2×11速(フロント:36×26/リア:11~40)の表です。
縦軸に効率、横軸がギア比です。

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ダブルの場合は変速タイミングが早いためか効率が良くないギアもありますが、フロントトリプルの方が分かりやすいですね。
おおむね効率が良いギアの組み合わせを選択しています。

変速ポイントは自分で決められます。

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自分はフロントの変速を減らすため、普段の変速と同様にインナー、アウターともなるべくリアのギアは使いきってから変速する設定にしています。
しかしアウター×ローとインナー×トップ側2枚は選択できません。

今のところシンクロナイズドシフトのメリットが見いだせていません。
フロント変速時に脚の力を抜く必要が無いのであれば有用な機能だと思いますが、ワイヤー式よりその必要が減ったとはいえ力が入れられない瞬間があります。
フロント変速の回数が増え、そのたびに脚の力を抜かざるえないのであれば、いくら効率が良くても本末転倒です。

また、通常インナーで走る上り坂でも、時にはアウター×ローで走りたい状況もあります。
例:勢いをつけて下りに入りたい(いちいち下りに入る前にフロントを変速したくない)、大事な局面でフロントを変速して万が一でもチェーンを落としたくない、ペースアップに備えてアウターで我慢など
もちろん、逆にインナーからアウターに変速したくない場合もあるでしょう。

そんな時でも状況に関係なくフロントは変速されてしまうので、少なくともロードレースやそのための練習時には向いてないと思っています。

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