FELT FR FRDインプレ③


《その②はこちら》

Felt FR FRD②

FR2がレースだけでなくロングライドにも使えるオールラウンダーで、多くのライダーに乗りやすく設計されているのに対し、FRDは速く走ることに特化したモデルと言えます。

美しいTeXtreme®模様

美しいTeXtreme®模様

FR2は許容範囲が広いので乗り手がフレームに合わす必要はありませんが、FRDは適した出力、ペダリングを行うことによって、FR2よりも優れた加速、巡航性能そして推進力を得られます。

このフレームの良さがより引き立つのは、300W(自分の場合で5倍弱)以上出している時。
まさにペダルに入力されたパワーがそのまま後輪の回転へと繋がり、全くロスを感じることなく加速します。しかも、それが一瞬ではなく、持続していきます。
特に登りでは軽量なのと、ケイデンスが落ちトルクが大きくなるのと相まって、それが感じやすいです。

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右前ブレーキでもワイヤリングはスムースです

それでいて、BB付近の剛性感は非常に高いものの、踏み込んだ時の跳ね返されるような反発は弱いです。乾いた硬さではなく、しっとりとした感じのため、長い時間乗っても脚にきにくく、高出力を持続させるのも得意です。
乗り心地の良さはFR2の方が顕著に感じられますが、FRDも必要十分で、この剛性感を考えるとむしろ優秀と言えます。

28Cまで対応

28Cまで対応する余裕あるクリアランス

しかしながら、この非常に高価で、軽量で高剛性のフレームに適した、またはそれを活かせるライダーというのは一体どのような人なのでしょうか。

カーボンチューブラーを履けばUCI規定の6.8㎏は軽々と切ってしまいます。また昨今の落車のリスクが高いJBCFレースなどの登録レースの現状を鑑みると、UCI規定が適用されない未登録のヒルクライムレースを主戦場としている人にはメリットが大きく、非常に強力な武器になるのではないでしょうか。

日の出とともに朝練へ

日の出とともに朝練へ

もっとも、登りが嫌いな自分はもっぱら平坦でのトレーニングで性能を実感しています。仲間との朝練で先頭を牽くときは大体400W前後で走らされますが、乗り換えてから格段にその辺りの出力が維持しやすくなりました。このフレームで求められるペダリングと相まって、高出力時により効果的に機能しているのだと思います。

Photo:@tongliu_jp

Photo:@tongliu_jp

 

シンプルな見た目のみならず、速く走るという事に特化したとても硬派なFRD。
乗り手に求めるレベルも非常に高いですが、その分得られるものは大きく、まさに赤兎馬を連想させる1本です。

FR FRD Frame Kit

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