CHAOYANG H-486 FLY FISH


CHAOYANG(チャオヤン)。聞きなれないブランドですが、輸入元の野口商会さんのホームページによると

1958年創業、現在は中国国内で一番のシェアを誇り、かつ世界10番目の売上を誇る総合タイヤメーカーCHAOYANG(チャオヤン)。自転車部門は長年にわたり各完成車メーカー、タイヤメーカーの信頼を集めOEM生産を手掛けており、圧倒的な出荷数を誇ります。

とのことで、自転車だけでなく、乗用車、トラック、トレーラー用など多岐にわたるタイヤをつくっているブランドとのことです。

自転車用タイヤのラインナップも豊富なのですが、その中からロード用のハイエンドモデル、H-486 FLY FISHの25Cを使わせて頂く機会がありましたので、そのインプレをしたいと思います。

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まず触ってみた感じはトレッド表面はかなりモチモチしていて、食いつきが良さそうです。
トレッドに厚みがある割には、サイドがかなり薄めなので、乗り味にクセが有りそうだなというのは乗る前の予想でした。

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トレッドはセンタースリックに、サイドにパターンが入ります。

タイヤ自体の重量は実測252g。
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ハイエンドモデルとしては2~30g程度重たいです。

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頂上付近がなだらかなラウンド形状なのに対し、サイドの落ち込みは少し大きめです。

他社のハイエンドモデルと比較してみても、それは確認ができます。

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PIRELLI P ZERO

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CONTINENTAL GP5000

実際に乗ってみると、上記の事前情報からのイメージを裏切り、いたってクセの無いフィーリングです。

【グリップ】
トレッドを触った感じそのままのグリップの良さで、他社のハイグリップモデルと似たようなしっかりと路面に食いつく感じです。
路面状況も分かりやすいです。濡れた路面でもその印象は変わりませんでした。

【乗り心地】
トレッドの厚みからタイヤの先端部分の硬さを感じさせる乗り心地ですが、悪いと言うほどでは無く、許容範囲内です。

【走行抵抗】
乾いた軽く回っていく感じではないのですが、ハイグリップモデルと考えれば相応です。

【耐パンク性、耐久性】
これに関しては走行距離が足らず判断できませんでした。

【価格】
定価は税抜5,000円。
海外製のハイエンドモデルと比べればかなりお買い得ですが、パナレーサーRACE type A Evo4(税抜定価5,400円)と競合してきます。

【総評】
グリップ重視で、ハイグリップタイプのタイヤが好みな人にお勧めできます。描いたラインを余裕を持ってトレースできる性能は安心感があります。

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