Wilier GTR Team Disc試乗車


先日試乗車として入荷してきた、Wilier GTR Team Disc。

Wilierディスク試乗車

パッと見、GTR Teamのディスクバージョンにしか見えませんが、ワイヤー引きの油圧式ディスクブレーキ(HTRハイブリッドハイドロリックディスクブレーキ)という特徴的なブレーキが装着されています。

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そもそも、ディスクブレーキの仕様は大きく分けてこの3種類に分けられます。
(1)オール油圧仕様:油圧ホース+油圧キャリパー←いわゆる一般的にイメージするディスクブレーキです。
○スピードに関わらずブレーキの引きが一定で軽い。
×高価。コンポ部分だけでもワイヤー式+5万円くらい。フレーム、ホイール、コンポが専用になり、既存のワイヤー式のものを使いまわせない。

(2)ハイブリッド仕様:ワイヤー引き+油圧キャリパー
○油圧対向ピストン(ローターの両側のパッドをそれぞれ動かしローターを挟み込む)を採用し、シングルポッドキャリパー(片側のパッドは固定され動かず、もう片側のパッドを動かしローターに押し付ける)よりも制動力が高い。
ワイヤー引きのコンポを使いまわせる。
ワイヤー式コンポ+2万円くらい
×リムブレーキと比較し、晴天時の絶対的な制動力はリムブレーキより若干良いが、引きは少し重くなる。

(3)ワイヤー引き+機械式キャリパー仕様:ワイヤー引き+機械式(シングルポッド)キャリパー
○ディスクブレーキの中でもは一番お手頃価格。
×リムブレーキと比較し、晴天時では絶対的な制動力はリムブレーキと同じか若干弱く、引きは重くなる。

このGTR Team Discは(2)の仕様です。
ちなみにリムブレーキ版のGTR Teamの+1万円高の税抜定価280,000円とお買い得価格の設定です。
後々、レバー+ホース、キャリパーを交換すれば(1)にアップグレードできます。
(105グレードの場合パーツ代約6万円+工賃)

(1)の仕様ほど軽い力でブレーキはかけられませんが、峠の下りのようなブレーキを握りっぱなしの環境でなければそれほど気にならないと思います。
ブレーキの掛け始めから一定で制動力を得られる安心感は良いですね。

フレーム自体はクセの無いハンドリングで扱いやすく、車重がそこそこある中でもダンシング時には軽快感も感じられます。
レーシーな走りと言うよりもロングライドに向いているモデルだと思いますが、何かに特化して尖っていない分オールラウンドに使えるバイクと言えます。

店頭には常時試乗車としてご用意していますので、ぜひお試しください。

【試乗に際しての注意事項】
・試乗の際は試乗申込書にご記入いただき、運転免許証などの写真入り公的身分証明書をご提示下さい。
・試乗中の破損や、盗難・紛失については実費をお支払い頂きます。
・試乗時間は20~30分くらいでお願いします。

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