MAVERISMO(マーベリスモ)ポップアップ開催(12/10~)

MAVERISMO(マーベリスモ)は当店オリジナルブランドのスチールフレームで、埼玉県ふじみ野市にある工房「株式会社TR」さんに製作をお願いしています。

4年前から構想をスタートして2台の展示車を製作してもらい、店頭に準備しました。
構想から実現に至るまでの過程は店長ブログに書きましたので是非ご覧下さい。

忙しさからなかなかWEB上ではご紹介できずに来ましたが、先日のGROWTACポップアップ時にEQUALコントロールレバーを組み付けて展示していたところ多くのお客様からフレームについても質問を受けたので、この機会に是非フレームのことを知ってもらいたく、またTRさんの工房の持つポテンシャルも見て頂きたく、ポップアップを開催することにしました!

約一か月程度の期間で開催予定です。是非店頭で深くて楽しいスチールフレームの世界に触れてみて下さい!!!


まずはMAVERISMOフレームのご紹介。主に設定している基本モデルは2種

・1”スチールフォーク仕様 エンデュランスロード


メイン三角にKAISEI8630パイプを使い、Columbusパイプとのミックスで製作するエンデュランスディスクロードです。フロントフォークも工房の技術が詰まったスチール製(Columbus MAX or KAISEI EVOLUTION)です。フレーム重量はサイズや工作にもよりますが1800g台、フォークは850g程度とクロモリとしてはかなり軽量に仕上がっており、乗ってみてもスチール=重いの先入観を覆すような軽快でストレスのない走りなので、是非試乗して体感して欲しいです。

基本価格は340,000円~(税込み・単色塗り)で、ジオメトリーオーダーやDi2用の穴開け加工、ダボ穴の追加なども可能です。
写真のようなステム同色塗装など、工房内に塗装工場を持つ特徴を生かして、塗装面でも自由なオーダーが可能です。

先日のGROWTACポップアップに合わせてEQUALコントロールレバーを組付けました。試乗可能な状態で展示してありますのでお問い合わせ下さい。

 

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・OSスチールフォーク仕様 グラベルロード

エンデュランスロードと同じくKAISEI8630&Columbusパイプをベースに、グラベル用途向けに各パイプをオーバーサイズ化し、バック三角は曲げ加工を施し、フロントフォークは幅広のクラウンを採用して40mm幅のタイヤまで装着可能にしたグラベルディスクロードです。
基本価格は390,000円~(税込み・単色塗り)で、ジオメトリーオーダーやDi2用の穴開け加工、ダボ穴の追加なども可能です。
写真のようなステム同色塗装など、工房内に塗装工場を持つ特徴を生かして、塗装面でも自由なオーダーが可能です。


そして今回のポップアップでは、MAVERISMOの通常モデルだけでなくこんな製作もできますよ!というTRさんの技術力の高さを是非見て頂きたく、工房から4台のフレームをお借りして展示しています。

・スチール×カーボン ハイブリッドモデル

オールスチールだけでなく、前三角をカーボンパイプで製作することも可能です。パイプは主にグラファイトデザイン製!
展示したシートチューブのみカーボンの場合で通常のオールスチールフレームから約+250,000円、3本全てカーボンにした場合で約+350,000円です。
最初は結構な金額だな・・と思いましたが、それでもトータルで約70~80万円。今となっては大手メーカーのハイエンドカーボンフレームと比べるとまだ割安なほうで、細かな工作からジオメトリー、塗装まで自由に考えられるとなると、選択肢としてかなり面白いのではないかと思います!

・リムブレーキロード


当然ながらディスクブレーキ車だけでなく、リムブレーキ仕様で製作することも可能です!
大手メーカーにリムブレーキモデルがほとんど無くなってしまった現在、貴重な選択肢だと思います。お借りしたのはTRさんで設定しているロードバイクの標準モデルと言えるKAISEI 019パイプ仕様のモデル。
• メイン三角(トップ・ダウン・シート):KAISEI 019 ダブルバテッド(0.8-0.5-0.8)CrMo
• バック三角:同じく KAISEI 019 を使用。ただし シートステイは通常より厚みを 0.1mm 増した φ14×0.7t を使用してよりしっかりとしたフィーリングを実現

もちろん各種カスタムも可能で、パイプを TANGE や COLUMBUS などに変更したり、ダボ穴追加・Di2 対応・内装加工などもできます!!
単色標準仕様で約230,000円~となっており、緻密な工作や美しい塗装からすると破格の価格設定だと思うんですけど・・・

・大口径軽量スチール+カーボンフォークモデル


同じくリムブレーキフレームですが、COLUMBUSのSPIRITというニオブ添加の新世代スチールパイプを使ってラグレスで仕上げたモデルです。
薄く軽く硬いフレームに仕上がりますが、より製作難度の上がるパイプでもあります。上記のKAISEI 019を使ったモデルと比べるとパイプ径の違いがはっきり分かります。
オーバーサイズヘッド+カーボンフォークを組み合わせて、従来のスチールとはまた違ったレーシングフレームに仕上げることも可能です。

さらにトップチューブの塗装仕上げにも注目して下さい!中央のダークグレーの部分はなんとスチールの地が見えるようにクリアだけで塗装してあります。
もちろん時間とともにうっすらと細かな錆びは見えるようになってしまいますが、スチールフレームの「味」としてとらえると面白いです。

・COLUMBUS GENIUS仕様NJS競輪フレーム


TR創業者の鶴岡 篤人氏が現役競輪選手時代に使用していたCOLUMBUS GENIUSパイプ仕様の競輪フレーム。
実際の競争で使われていたフレームはやはり凄みが違います。今となっては超貴重な日本製の精度の高いラグを使用した美しい溶接は必見で、TRさんの持つ技術の高さがよくわかります。


今までに作ってもらったフレームの塗装サンプルパイプも展示してあります。
塗装の指定は皆さん一番悩まれるところですが、最もイメージと実物を合わせやすい指定方法は「車の塗装」。

写真はオートペイントカラーズという毎年発行されている自動車補修用塗料の見本帳です。
これで指定するとビルダーさんが色の調合をするのにかなりやりやすくなるそうなので、見かけた車の塗装でおっこれいいな、と思う色があったら車種・年式を調べておいて下さい!!


何もWEB上で案内等していない状態でしたが、店頭にある展示車を見て興味をもってもらい、これまでに既に4台のご注文を頂いていますので紹介しておきますね。