1年振りの更新
もう30年以上ロードバイクと関わっていますが、他のスポーツを観るのも大好きなんですよ。
サッカーは小~中学生の時にやっていたのもありまして良く観てます。
大好きなのはダントツにリオネル・メッシのプレーですが、最近はプレミアリーグやチャンピオンズリーグは欠かさずチェックしています。
リバプールやバイエルンのようなパワーとスピードで圧倒するようなサッカーよりは、やはり考え抜かれたポゼッションでそこ通すの??みたいな美しいパスサッカーのほうが好きですね。
マンチェスターシティーや三苫のいるブライトンのサッカーは観ていて楽しいです。
あとテニスを観るのも大好きで、やはり好きなのはダントツにロジャー・フェデラーのプレーですが、引退してしまったので最近のお気に入りは女子ワールドナンバー1のイガ・シフィオンテクです。
コンパクトで鋭いスイングから左右に自在に打ち分けるショットと、コート上を無尽蔵のスタミナで走り回るプレーが観ていて気持ちいいです。
その影響もあってか、長男はテニス・次男はサッカーに夢中になって残念ながらロードバイクには見向きもしませんでした(泣)
もちろん私自身はロードレースを観るのも大好きなんですが、最近は機材の均一化やIT化による情報伝達の進歩もあってか、どうもレースの内容そのものも均一化してイマイチ昔のレースほど面白くないです。昔のレースにはもっと強烈なライバル関係やサプライズが有った気がします。
ただ、国別対抗のため各チームの出走人数が少なくレースが混沌としたのと、自分も散々走ったことがあり見覚えのあるコースで行われた東京オリンピックのロードは近年まれに見る面白さだったのと、ここ1~2年のツールドフランスはポガチャルVSユンボ・ヴィスマのライバル対決のおかげでかなり面白かったですね。
競技時間が長くて入場料徴収が見込めないロードレースは、昔からプロスポーツとして利益を出すのが難しいと言われてきました。結局はスポンサー収入と放映権収入に頼るしかないんですが、これだけメディアの多チャンネル化が進んで、世界中の色々なスポーツをリアルタイムで見られるようになると、よりプロスポーツとしてのライバルが増えてロードレースはどんどん不利になっていく気がします。
国内のロードレースを見ても、やはり私がレースに出まくっていた20年ぐらい前まではこじんまりとしながらももっと強烈なライバル関係がレース現場にあって次はどっちのチームが勝つのかなというワクワクした感じがあったり、梅丹本舗GDRチームが国内~海外のレースで大活躍していたころはレースレポートを読むのが楽しみでした。
しかし近年は国内レース団体の混乱もあってか、一体誰がどこでレースしてるの?といった状態で正直レースリザルトを見る気にもなれません。
一方で、ホビーレーサー向けのイベントは富士ヒルなど数千人から一万人以上が集まるようなものが出てきたり、ツールドおきなわやニセコクラシックのような大規模な公道レースは参加するのがとても面白いようで当店のお客様でも目標にしている方がたくさんいます。
ツーリングイベントも各地で結構な盛り上がりを見せているようで、レースに限らず走りを楽しむイベントは本当に多くなった気がします。
サッカー・テニスとロードバイクどちらも愛する身として最近ふと思ったんですが、
極論するとサッカーやテニスは「観戦型」のスポーツで、ロードバイクは「参加型」のスポーツなんですよね。
サッカーやテニスはいざ自分がやろうとすると、コートやグラウンドを借りたり、当然相手がいないとできなかったりして意外とハードルが高いですし、技術的にある程度成熟しないと全く面白くなかったりします。ただ観戦するにはプロリーグが確立していてメディアでの取り上げも頻繁にあり容易に楽しむことができます。
一方ロードバイクは最初の経済的なハードルは少し大きいですが、基本的には家からひとりで乗り出してしまえば風と景色を感じながらすぐに楽しむことができ、乗るだけなら技術的な練習もそれほど必要ありません。(集団走行となるとそれなりに技術は必要になりますが・・・)
国内レース現場の失敗も結構この部分を見誤った結果な気がしていて、ファンになってもらう一般のライダーが数多く参加する下位カテゴリーの運営をおざなりにして、トップカテゴリーの似非プロ化に執心した挙句だれも見向きもしないプロリーグが閑散と開催されるようになってしまったんじゃないでしょうか。
自分が参加してみると、いやでもトップ選手の強さが身に染みて分かるようになりますし、あんなに苦しんだ登りを飛ぶように走っていくプロは凄い!と実感を持ってレースを見られるようになるので、いかに選手(自称)がスズメの涙ほどの給料で生活できるかを考える前に、多くの人にイベントやレースに参加してもらって底辺カテゴリーの参加人数と楽しみを増やしていくかが、国内レースシーンを盛り上げていくカギになるんじゃないでしょうか。近年のシクロクロスの各地での盛り上がりもまさに参加しやすさゆえだと思います。
LinkTOHOKUさんが手がける福島復興サイクルロードレースシリーズや、WALKRIDEさんが定期開催している大磯クリテリウムシリーズはとても面白いと思うのでぜひ参加してみて欲しいです。
で、結局何が言いたいのかといえば今日で開店16年目を迎えたサイクルキューブは、これからもイベントやレースに参加しまくるライダーをしっかりサポートできるよう頑張ります!ということです。
そこまで言うならお前ももっと乗ってみろや!と言われそうですが、まずは目の前の作業に集中して、ひとりでも多くのお客様がロードバイクを楽しめるようにしたいと思います・・・
16周年おめでとうございます。
初めて伺ってから途中ブランクがありましたが、時の経つのが早いです。
お一人になり大変ご多用の中、今後ともいろいろとサポート頂きたくよろしくお願いします。
コメントありがとうございます&いつもご利用ありがとうございます!
最初のアンカー納車からだいぶ時間経ちましたね~
まだまだイベントにヒルクライムにZWIFTに乗りまくるでしょうから、これからもばっちり整備させて頂きます!