今更STI考


1990年代に左レバーをWレバーにし、右レバーだけSTIで使用するヨーロッパプロ選手がチラホラいました。
その時にリアルタイムで見ていないので確信を持てませんが、後から写真などで見る限りアンディ・ハンプステンがその仕様を最初に導入したのかなと思います。
また、国内でもそれを真似した選手もたくさんいました。
今ではそんな選手いないですし、そもそもWレバー台座のあるフレームが無くなってしまいました。
IMGP2076.jpg
ん、たまにそんな人もいるようですね。
ワタクシの場合は左STIレバーが壊れただけです。
プロ選手がその仕様にしていた理由は
・軽量化
・フロント変速の自由度重視(チェーン落ちを防ぐため)
という点だと思います。
当時のレバーの具体的な数字が無いので比べられませんが、ハンドル部だけで100gは軽くなるので、ダンシングの時など軽くなる感じはあるでしょうね。
IMGP2086.jpgIMGP2089.jpg
ちなみに上の写真はBL-7402とST-5600です。
初期のデュラST-7400はペアで500gを超えていたので、ST-5600と同じぐらいの重量だったはずです。
もちろんWレバー分の重さで、全体重量はある程度相殺されてしまいますが。
アームストロング、キアプッチなど山岳ステージだけこの仕様にする選手もいました。
またシマノよりレバー部が軽いカンパに機材が変わっても、頑なにこの仕様にこだわったツーレやジャラベールは変速のし易さを重視していたと思います。
WレバーならFメカを動かす速さも、止める位置も自分で決められるので、チェーン落ちのリスクはかなり減らせます。
しかしSTIだと一気に変速してしまうので、どうしてもある程度のリスクを伴います。
自分は最初のロードレーサーこそWレバーでしたが、STIが当たり前の時代に育っているのでやはり両レバーともSTIが良いです。
手放し運転がしにくいpowercranksを使っているとなおさらSTIで乗りたくなります。
まあ、手元に直った左レバーがあるので取り付ければ良いんですけどね、、、。

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