性能面で不満な点。それはフレームそのものではなくパーツですが、リアのダイレクトマウントブレーキです。
Felt FR2にはTRPのT850Rなるものが標準で装着されていますが、効き具合、引きの重さともに耐え難いレベルです。
シマノのブレーキに交換することを費用、性能面から本来はオススメすべきですが、パイオニアのペダリングモニターを左側に装着していると、センサーと干渉してしまうため使用できません。
センサーと干渉せず満足な性能を持ち合わせているものはEECYCLEWORKSのeeBrake(税抜定価38,000円)が最右翼。CAMPAGNOLOのRECORD DIRECT MOUNT R UNDER BB(税抜定価23,100円)は未確認ですが装着できそうです。しかしどちらも、それなりの出費が必要です。
自分はパイオニアも使いたいし、性能に対しても目をつぶることができないので、折を見てどちらかに交換したいと思います。
欠点と言ってもこれくらいです。そもそもパイオニアを使わなければ関係ない話ですし、得られるメリットに比べれば取るに足りません。
そもそも今回のFR2購入のきっかけは、ジム・フェルト氏の熱い想いを聞き、FELTのバイクに興味をもったことです。FR2に乗ってみると、その想いが製品でしっかりと具体化されています。良い製品が作り出される背景には崇高な理念が存在すると実感させられました。
正にこのFR2はFELTが目指す、剛性が高く推進力のある「FAST」、軽量な「LIGHT」、乗り心地の良い「SMOOTH」を突き詰めた究極のバイクと言えるでしょう。ぜひとも次は究極のバイクと謳われるFRDに乗ってみようと心に誓うのでした。